2017/10/11

Amazing Sustainable House in Santa Rosa Jáuregui

Santa Rosa Jáureguiの魅力をさらに深堀するため、ダウンタウンからおよそ車で20分の"Sustainable House"を訪れました。
日本語に訳すと「資源循環型住宅」になるでしょうか。

82歳の母親と二人暮らしの女性が、その暮らしぶりについて丁寧に説明してくださいました。

美しいコスモス畑の間の道を進むと、Sustainable Houseはあります。

ソーラーパワーで電力を蓄えます。とはいえ家全体の電力をまかなうのは難しく、利用率は6割程度だそう。
それでも電気代は2ヶ月で150ペソ(およそ950円)に抑えられているそうです。
(ちなみに、メキシコ人のコーディネーターの家の前回の電気使用料の請求額は2か月で3,000ペソだったそう。)
雨どいを伝わった雨水は、地上に置かれた入れ物に貯められて利用されます。
非常に乾燥した土地なので、何より水が大事とのこと。
トイレも見せてもらいましたが、驚いたのは清潔なだけではなく、全く匂いがないこと!
使用後に少しの水と、コーヒー豆の残りカスを便器に入れて流すそうです。
そして”それら”はもちろん、堆肥などに再利用されます。
大きなタンク。
洗濯に使った水もフィルターで濾して再利用するそうです。
 畑で色々な野菜を育てています。
ビニールハウスもありました。
季節ごとに育ているものは異なるそうです。
 うさぎ、ヤギ、鶏など、動物も飼っています。
食材になるそうです。
高齢の女性二人でこれら全てを切り盛りしているとは、ただただ驚き。
 採れた植物から、シャンプーやクリームなどの製品を作って販売しています。
近くの大学とのコラボレーションも素晴らしい。
ラベルのロゴなどのデザインは大学の人に作ってもらったそうです。
毎週土曜日に大学で開催されるマーケットで販売しているとのこと。 
学生たちも色々と学びにやってくるそうです。
 82歳のおばあちゃんも元気に働いていらっしゃいました。
卵を売りに行くための準備をしているところです。

集落で8件の家がSustainable Houseに取り組んでいるそうですが、このレベルに達しているのはそのうちの4件だけだそうです。

それでも、彼女たちは自給自足だけでは全てを賄えず、トルティージャなどを作って売りに行く必要があります。車がないのでバス停まで延々と歩かなければなりません。
メキシコは、会社員でなければ年金制度もなく、失業手当もないため、とにかく働いて生きるしかない。でもそこに悲壮さは微塵もなく、むしろ、彼女の表情からは「仕事への誇り」をとても感じました。


今回のようなSustainable Houseを紹介するツアーを、朝食つきで1グループあたり250ペソ(およそ1,500円)で提供しているそうです。
たくさんの人にここを訪れてほしい、そして私の家だけではなく、他の家も訪れて、比較してみてもらえると嬉しい、とおっしゃっていました。

とはいえ全然宣伝が出来ていないようで、(ここが私たちプロジェクトの頑張りどこらなのですが)よろしければ以下、Facebookのページに「いいね!」をお願いします!



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